■アドリブソロ上達のため、ピッチカートの技術をあげる練習法(サンプル記事1)

 

ジャズにおいてウォーキングしているだけではそこまでピッチカートの技術は必要ないかもしれませんが、ソロとなってくると話は変わってきます。ある程度速く弾く技術が必要になってきます。今回は速く弾けるようになるためのオススメの練習方法を書いてみたいと思います。しかも楽しい練習で!

私は常々メロディを弾くことをおすすめしていますが、今回もその考えに沿った話です。

 

1. ジャズのテーマメロディ

通常ジャズを練習しているひとがメロディを練習すると言ったら、テーマメロディを弾きますよね。これもとても優れた練習方法です。"Donna Lee" などバップリフは弾くだけ十分難しいです。速弾きの練習にうってつけです。

 

2. クラシックピースのすすめ

今回紹介したいのは、クラシックピースを使う方法です。

おすすめはずばり、バッハの無伴奏チェロ。ベース用に移調されたものもありますが、ぼくはチェロの楽譜を使っています。

なぜこれをおすすめするかと言うと、まずヘ音記号であること、そして難易度がちょうど挑戦できる程度であること、また無伴奏なので一人で楽しめることがあげられます。中にはとてもベースで弾くのは無理なものもありますが、簡単なものも中にはあります。

楽譜を開いてみると分かりますが、16分音符で楽譜が真っ黒です。でも怖気づかずに少しずつ読んで、弾ける部分を増やしていきましょう。

同じ理由で、"Simandl 30 Etude" もおすすめします。弓で弾かずにピッチカートで弾いてみてくださいね。

 

それでは今週末もベースを楽しみましょう。

 

高間